THE SHINRA THE BAR 23.46
バー 改装
バー 改装
立地
房総半島南端の館山は、沖ノ島や鉈切洞穴など、いくつかの洞窟が残る温暖な土地です。森羅の建つ丘の麓にも、岩盤を刳り抜いた洞窟が遺されていました。
依頼
宿泊ゲストが夕食後のひとときを愉しむ付帯施設として、洞窟という空間体験のなかでお酒を味わうメインバーを設けたいとのご要望をいただきました。
提案
岩盤に穿たれた小さな扉の奥に、夕食後のひとときを愉しむ洞窟バーを計画しました。迫力ある岩肌を、間接照明とスタンド照明がやわらかく浮かび上がらせ、刻の止まったような静謐さを空間に宿しています。四メートルのバーカウンターには、希少な榧の一枚板を用い、レジンで仕上げました。床材にはコンクリート平板、木毛セメント板、FRPを用い分け、いずれも岩肌の質感へと連続させています。扉の先に立ち現れる洞窟という空間体験そのものを、夕食後の時間を彩る新たな体験価値として設えました。