松景を望む家族時間/ 客室 /
before
海の景色がごちそうとされる旅館において、低層階の客室は目の前の松に視界を遮られ眺望に恵まれない点が長年の課題となっていました。海が見えにくいことは明確な弱点ではあるものの、松の枝ぶりを間近に感じられる距離感や、下層階に客室が少ないという点は、この階層ならではの特性として活かせる余地がありました。
after
松を近くに望むこの階層の特徴を取り込み、屋内にいながら外の気配を感じられるインドアテラスを設けました。内部にありながら外部とつながるような設えとし、居心地の良さと開放感の両立を図っています。メインターゲットをファミリー層と捉え小さなお子様にも安心な素材やレイアウトを採用し、室内バスやプロジェクター、食事の受け渡しができるボックスの導入によって、滞在の自由度と快適性を高めました。あえて他階とは異なる内装のテーマカラーを採用し、松を望む家族客室として館内でも個性のある客室フロアが誕生しました。