渓谷を味わう全室個室ダイニング/ ダイニング /
before
既存11室の宿から20室の宿へと増築改装するにあたり、お食事の提供方法の見直しが大きな設計テーマとなりました。従来の部屋出しや大広間では、お客様に寄り添う上質なサービスや働き方の効率に課題がありました。客層の高齢化が進む中、若い世代や上質を求める方を迎える個室ダイニングへの転換をご要望いただきました。
after
全席を完全個室のテーブル席へと再構成し、誰にも気兼ねなく料理に向き合える空間を計画しました。ダイニング入口には、中央の暖炉を囲むベンチシートの待合ホールと、黒柿のカウンターを備えたバーを配置しています。食事前のひとときを心地よく過ごし、食後にはお酒を味わえる場として、滞在の時間そのものを食でつなぐ構成としました。旧旅館の名を冠した「ダイニング FUKUSUI」が土地の記憶を受け継ぎ、運営の負担を抑えながら、高単価にふさわしい上質な食体験を支えるダイニング空間を実現しました。