既存施設の座卓・座椅子仕様の和風宴会場（１５０畳）を椅子・テーブル仕様の食事会場（２０卓６８席）へ改装しました。

今回新たに設けたダイニングは、この旅館ではふたつ目の食事会場となります。既存のダイニングが夜・朝共に完全コース料理提供の個人客専用の食事会場に対して、新設したダイニングでは、夜はコース料理・朝はバイキングという異なる料理提供を行い、また、小団体にも対応できる多目的利用可能な食事会場となります。
朝食バイキングへの対応として、会場全体を回遊性のある客席配置とし、食事を取りに往復し混雑する動線を分散できる計画としました。また、小団体客への対応として、ロールスクリーンの上げ下げによる簡単な操作で仕切ることができる半オープン席を計画しました。その他にも、大きな窓により開放感のある窓側客席やある程度のプライベート感のある個室席を共用廊下側に計画しました。
個性の異なるふたつのダイニングによって、宿を利用するお客様の様々な食事の楽しみ方に応えられることを目指しました。